著者である、平林純氏は物理学を専攻してきたプログラマーであり、ライフハックスでも登場されています。
理系人間は、あまり経済学に関して疎いといわれても仕方がないように思いますが・・・
しかし、著者は理系人でも経済学を知る必要があると思い、リクナビNEXTの企画の一環として経済学の専門家11人に経済学の基礎を聞き、それを対話形式で表したものがこの本です。
理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! (Kobunsha Paperbacks Business 17) | |
平林純 光文社 2008-05-23 売り上げランキング : 563076 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
私自身、ここで出てこられた専門家の方々も正直知らず、森永卓郎氏と行動経済学の新書のタイトルだけ知っていました。
完璧な理系人間で、経済学とは何か?なんてまったくわかりませんでした。
巷で話題になっていることも正直知らないことが多く、ここに取り上げられているテーマは少し前に話題になったことですが、あまり関心がなかったというしかありません。でも、この本を読んでみて、やはり理系文系に問わず、経済の行方くらいは社会人として知っておくべきだと痛感しました。
まあ経済学の学派や歴史に関しては、特に興味は湧いてきませんでしたが・・・
この本で取り上げられているテーマ・キーワード
・成果主義
・ホワイトカラー・エグゼンプション
・給料格差
・お金とは
・インサイダー取引
・会社は誰のものか
・モノの価格
・経済学と戦争
・経済学の目的
・豊かな暮らし
本書の中でも書かれていることですが、経済学者が10人いれば、11通りの考え方があると言うくらいですから、人それぞれ違った角度から経済学を語られています。
これは、経済学も科学であると思ったのは私だけでしょうか??
まあ、科学が何か?って、言われても答えは出ないですが・・・
理系の方だけではなくて、新社会人になった方とかも読んでみて参考になることがあると思います。大学で経済学を学んだといっても、おそらく先生の専門分野しか学んできていないことが多いでしょうから。。
「プレジデント」年間購読ご案内!
ビジネスの最前線で勝ち残るための必要な情報が凝縮 日経ビジネス
人気blogランキングへ