思ったのも束の間、今週に入って日経平均は暴落、株価もほとんどが下がっています。
とりあえず、先週末にこの本が届いて一気に読み、今週に備えていただけに残念で仕方がないですが、でもこの本を読んだおかげで損を最小限に抑えることができました。
本書は、デイトレをするテクニック的なことは割愛されていて、何より短期売買をするに当たっての心得を中心に書かれています。
デイトレード入門―短期売買の極意 (日経文庫) | |
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[序章]デイトレードの世界へようこそ
そもそもこの本は、2006年に書かれたもので、その頃は株の本ブームみたいな感じになっていて、こういった真面目な本はあまり目立たなかった印象があります。
[第1章]デイトレードのスタイル
・明日の株価なんて、誰にも予想はできない。
・今改めて、株式投資が「ゼロ・サム・ゲーム」であることを認識し、誰かが損をすれば誰かが儲かるというせめぎ合いのゲームなんだと認識しました。
・投資と投機の違いについて、著者も書かれていますが、これほどまでにわかりやすく詳しく説明された本はあるのでしょうか?一般的には、投資であって投機であってはならないという説明をされる方が多い中で、投資と投機は全くの別物であるという考えに私も同調しました。
・エッジ(強み)を持ち、活かしていければ勝負になる。
[第2章]短期トレードの進め方
この章は、タイトル同様に入門のために儲けられているものだと思います。
[第3章]トレンド分析-方向を見つける-
著者が薦める方法というのが、トレンドを分析し、売買をしていくことだということです。この手法を使って、今週試してみたかったのですが、売りしかできていません。。まだ準備段階です。
[第4章]トレンドが教える売買のタイミング
チャートの味方に関する基本的な説明です。知っている方には復習がてら見るのも良いと思います。
[第5章]トレードの出口を探そう
損切りの重要性は、どの本を見ても書かれていますが、なかなか実際には実行に移しにくいものです。でも私も少しブランクがあって株を再開したわけですが、明らかに損切りが前より早くなりました。その時の相場にもよると思いますが、常に上昇している2005年のような場合では、ちょっと置いても上がるだろうと思ったりもしますが、今は下がり始めたらとことん下がっていきますので、短期売買で行う場合は、やはり自分の中でルールを決める必要があると思います。
株をやったことがない人の場合は、ここを読んでもあまりピンと来ないかもしれないですが、一度失敗すれば、損切りの重要性は痛いほどわかります。
[第6章]リスクに向き合う方法
リスクが伴わなければ、リターンも得られないと思いますので、リスクは避けられないことです。ということは、どう向き合っていくかが重要になってきます。ゲームオーバーにならないためにも。
読み終えて思ったことは、もっと早めに読んでおけば良かったと思いました。
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