Amazonのタイムセールで初めて見たときに、ストックしておこうと思った漢方薬の十全大補湯。
コロナが流行する前から感染による扁桃腺炎になったときに、抗生物質を処方されたら、一緒に十全大補湯を飲んでいました。
免疫力を上げて、抗生物質の作用を強めようとしたからです。
最近は扁桃腺が腫れることはなくなったのですが、コロナ禍において薬局で働いているといつどこで感染してしまうか分からなかったので、予防のために体がしんどい、だるいと思ったときには、仕事前に飲んでいくようにしていました。
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タイムセールの時には割引価格で買えるので、2020年からはなくなる前に常にストックしておく感じにしています。
まあ、2020年の緊急事態宣言が出たときには薬局に来る方も少なくなって、さほど感染リスクは減っていたように思ったのですが。
2021年は、コロナ感染のリスクが低いところで働いていたので、さほど気にしていなかったのですが、この3ヶ月間は発熱外来を行っている医院さんの門前で働いていたので、毎日のようにコロナ陽性の方が出ていた感じ。
基本的には薬局では陽性患者さんとは接しないのですが、たまに薬を直接渡さないといけない方もいます。
その時にはフェイスシールドはしていたけれど、長くしゃべったら濃厚接触者になる環境。
だから、予防のためと感染しても重症化しないように朝だるいと感じたら毎日のように飲んでから出勤していました。
おかげで、濃厚接触者になって検査しても、ずっと陰性のまま。
発熱することなく、勤務期間が終了しました。
元々、インフルエンザにもかかったことがなくて、ワクチンの効きが良いのか?
ウイルス感染症にかかりにくいのか?
検査で陽性と出ないのか?
よく分からないところではあるのですが、免疫力を高めることは普段から意識しています。
コロナに感染した方は倦怠感が続くといった後遺症に悩まされることが言われているので、体がだるい、しんどい方は早めに漢方薬で免疫力を高めていくことをおすすめします。
■十全大補湯
<効能・効果>
病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血
主に、病院で処方されるには、病後、術後あるいは慢性疾患などで、疲労衰弱している場合に用います。
だから、あまり処方はされにくい。補中益気湯の方が処方はされやすいと思います。
市販のものは医療用の半分しか配合されていませんが、病状に関係なく、疲労倦怠感があったら服用することができるので、市販薬で対応する方が簡便です。
十全大補湯は、
体を元気にして胃腸の働きをよくする四君子湯+
血を補い、血の巡りをよくする四物湯+
黄耆、桂皮+大棗、生姜で構成されています。
全身的な陽気不足による倦怠無力感、易疲労、脈が無力などのほか、肺気が不足すると息切れ、物を言うのがおっくうなどが、脾気が不足すると食欲不振、四肢がだるいなどがあらわれる。肝血虚で頭目、筋が養われないために、顔色が蒼白~萎黄、頭のふらつき、目がかすむ、四肢のしびれ、筋肉のひきつりがみられ、衝任に影響が及ぶと月経不順、経血量の減少が生じる。心血が不足すると動悸、不眠なども生じる。
子供の頃から夏になると冷たいものを欲するためか胃腸の働きが悪くなったり、冷たいものを食べるとすぐにお腹を壊したりしていたので、胃腸を元気にしておくためにも自分には合っていると思います。
自分の場合は食欲がなくなったら多分病気だと思うのと、そうなる前に体のだるさが出てくると思うので、十全大補湯を飲んで健康を維持しているようにも思えます。
十全大補湯に含まれている、四君子湯の解説を読んでいるとこの時期の自分に当てはまっていると思いました。
■四君子湯
疲れやすい、元気がない、食欲不振、消化が悪い、泥状~水様便、排便の回数が多い、顔色が萎黄、声に力がない、四肢の無力感などに用いられる。
四君子湯だけ飲んでも良い気がするけれど、コロナ感染のことを考えるとより免疫力が高められる十全大補湯で良いのかな。
万が一、コロナにかかってしまった方も回復してからの体力維持のために服用しても良いと思っています。