最近、FIREという単語をよく目にしていて、気にはなっていたのですが何を意味しているのかはよく知らず。
昨日他の本を探しに行くついでに、本を調べていたらFIRE完全ガイドという本がちょうど発売になっていたので買って読んでみました。
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Financial Independence, Retire Early の頭文字を取って、FIREと言うそうで、経済的自立と早期リタイアを意味し、投資で得た利益で生活費をまかなう考え方。
アメリカで発祥したムーブメントで米国と日本では状況が少し違っているけれど、日本版FIREを目指していく方が増えている。
読んでみて思ったのは、以前から自分も考えていたことと一致する。
小泉バブルと呼ばれていた、2005年くらいから株式投資を始めました。その頃はネット証券が始まりだして、ちょうどその頃には自分も余剰資金があったので長期投資ではなかったけれど、自分の理想としては、40歳の頃にプチリタイアすることをイメージしていました。
しかしながら、ライブドアショック、その後のリーマンショックなどで日経平均株価は下落し、景気もすこぶる悪くなってしまいました。
浮かれていたときの生活はなかなか元には戻せないもので、その後は投資する余裕などなくなってきました。
本当にこれではダメだと思ったのは、ほんのつい最近のこと。
コロナ禍になってから、このまま以前のような不景気に陥るのではないのかなと思ったのと歳を取ってきたせいもあって、今後のことを考えてお金を貯めて残していこうと思うようになりました。
一時期話題になった老後の蓄えは、65歳で2000万円必要。
この話が出るだいぶ前に自分が読んだ本では、65歳までに3500万円を貯めないといけないというもの。
実際には人それぞれ違ってくるのですが、恐らく、2000万円ではいつまで生きるかによりますが、足りなくなってくるように思えます。
自分の場合は働き出したのが遅かったので、年金自体が少なく、老後資金は自分で稼いで貯めなくてはいけないと働き出したときから思っていました。
FIREの基本は4%ルール。
資産を増やすときも年間の利回りが約4%。
取り崩したときでも4%に抑えれば、30年後も残るという計算。
なかなか年利4%で資産を増やしていくこと自体、ずっと続けていくのはかなり難しい気がする。
そのため、まずやることは、
1.リタイヤ後の生活費を想定する。
2.支出を減らす
3.賢く貯める
4.投資で増やす
完全リタイアで脱勤労生活・・・フルFIREするには、7500万円
ゆるく働きながらセミリタイア・・・サイドFIREするには、4500万円
5年早く退職・・・プチFIREするには、1500万円
必要な年間生活費を月25万円の想定での金額なので、それを減らしていけば必要な金額はより少なくなります。
FIREを達成するには、稼ぐ・節約・投資の三位一体が成功の鍵
投資をするためには原資が必要だから、稼ぐ金額を増やしていくことは重要なことです。しかしながら、日本では低賃金で上がる要素はどこにもなく、それなら節約することが原資を貯めるには必要なことではないのかなとようやく最近気づきました。
固定費と変動費をしっかり把握して、節約していくことが大事だということに気づきました。
少し前からやっていることは、ほとんどカードでお金を支払っているので、月間のカードの使用金額をエクセルに入力していって収支管理をしています。
以前は家計簿アプリを使用していたのですが、ログインするのが面倒になってきたので、この方法に変えました。
どちらでも良いと思うのですが、支出をしっかり把握しておくことが重要だと思います。
少し前からサブスクで利用していたものを徐々に解約していったのですが、この本でも一度サブスクは解約してみるということを勧められています。
一度手放してみて、必要だったら再契約すれば良い。
不用品処分と同じですね。必要だったら、また買えば良い。
今回、通信費の見直しをしたのも固定費の削減のためですが、FIREを達成するためには必要なことであったと思います。
月々の支出を減らしていくことだけを思っていたのですが、この本を読んでからは支出を減らして投資資金に回していこうと思うようになりました。
ポイントサイトなどでポイントを貯めていくことも、微々たる額ですが何かしらの役には立っていると思って15年くらいは続けていると思います。
自分の中では稼ぐためではなくて、振込手数料の還元くらいに思っています。
FIREのための資金作りは投資が効率的であり、投資は「長期」「積立」「分散」が基本。
大体、お金を貯めていく系の本で推奨されるのが、インデックス型の投資信託。
自分もつみたてNISAが始まったときには、NISAからつみたてNISAに変更したのですが、どうも投資信託というものに興味がわかなくて、やっぱりやるなら自分で投資先を考えて投資していこうと思って、今年のはじめに株式投資を復活していこうと思って、NISAに戻しました。
特にブログには書かなかったのですが、年末くらいから四季報を全銘柄目を通して、投資対象となる銘柄をピックアップして、株式投資を再開していました。
なかなか現物株式投資で長期に銘柄を持ったことはないのですが、今回は途中でウクライナ進行などあったりして、これまでの中では一番長期保有をしていたような気がします。
まあ結局のところ、引越しなどによりお金を使わなくてはいけなくなったので、今は中断しています。
推奨されている投資信託の対象ファンドの実績を見ていると確かに4%以上の利益率を出しているので、自動入金で積立て、ほったらかしで運用していけば良いのかな?
まあ株式投資で4%くらいの配当利回りの銘柄を長期保有していても、資産は増えることになりますが、不測の事態に陥って、一気に元本割れの危険性もあります。
まあ投資はどれも元本割れの危険性がありますが、自分の性格的にはローリスクローリターンを選ばない傾向にあります。
適度にリスクがあって、うまく行けばハイリターンがあるものを好みます。
これを直さないといけないのかもしれないですが・・・
投資の項目を見ているときに初めて興味を持ったのが、米国株投資。
これまで株式投資をするときでも日本の企業でも知らないところばかりだけど、やっぱり情報が得られるのは日本株のほうが良いかなと思ってきました。
けれど、日本株に投資をするためには、結構多くの予算が必要で銘柄選択が限定されているところが嫌なところでした。
この本の最後に米国株スタートガイドが書かれていて、為替の手数料がかかるけれど、最低購入単位が1株から購入することができることを初めて知りました。
投資対象の銘柄も、楽天証券やSBI証券などでは取り扱う銘柄も結構多く、口座開設もすぐにできそうだったので、かなり興味を持ちました。
少し銘柄の検討をしてみようかなと思っています。
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フルFIREをするには、正直なところ宝くじでも当たらない限り、かなり厳しそう。
ゆるく働きながら、サイドFIREを目指せるように今から準備していきたいと思います。