勉強やスポーツなど上達する人には共通の上達の法則を持っている!
認知心理学、学習心理学、記憶心理学等をベースにして解説していますが、それほど難しいことを述べているわけではないので、気軽に読み進めていけると思います。
上達の法則―効率のよい努力を科学する
posted with amazlet on 06.03.03
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やり直す前に・・・内容には異論がないが・・・
上級者と中級者との質的な差とは何か…
■第1章 能力主義と上達の法則
1.上達のすすめ
上達には近道ではなく、法則がある
自らの深い経験のなかに上達の経験を持つことが重要。
上達を知るということ
上級者と中級者の質的な差
2.できることから始めよう~初心者から中級者へのステップ
入門書を読む
ワクワクする瞬間
頻度を決める
学習の場を決める
自分の得意をみつける
■第2章 上達と記憶のしくみ
1.できる人の記憶の構造
上級者になれる人、中級者のままで終わる人
アイコニックメモリ、ワーキングメモリー、長期記憶
↑↑すべてはココに集約される!!!
2.記憶と認知のキーワード~スキーマを理解する
上級者はチャンクが大きい
■第3章 上達した人はどこが違うのか
1.持続力、集中力が高まる
2.特異な才能が光る
3.イメージやこだわりが鮮明になる
4.他者を見る眼が変わる
5.自分を正確に認識できる
■第4章 上達の方法論
1.鳥瞰的認知を高める
2.理論的思考を身に付ける
3.精密に学ぶ
4.イメージ能力を高める
5.達人に技を学ぶ
6.広域コードと知識を拡大する
■第5章 スランプの構造と対策
1.心理的・生理的飽和の場合
2.プラトーによるスランプ
3.スキーマと技能のギャップ
4.評価スキーマと技能のギャップ
■第6章 上級者になる特訓法
1.上達を極める10のステップ
反復練習をする
評論を読む
感情移入をする
大量の暗記暗唱をしてみる
マラソン的な鍛錬をする
少し高い買い物をする
独自の訓練方法を考える
特殊な訓練法を着想するプロセス
独自の訓練から基本訓練に立ち返る
なにもしない時期を活かす
将棋の話の具体例が多い気はしますが、どういう内容が言いたいのかが理解できればそれで良しとしましょう!
いろんな勉強の本を読んできましたが、充分この本を読むだけでも中級者から上級者に向かっていけると思います!
スポーツにしても、超一流にはなれないかもしれないですが、中級以上を目指すには一読の価値があります。