ここ数年冬になると急に鼻水が止まらなくなることがあり、花粉症のようなアレルギー反応のようにも思えてきます。 なんとなく症状が出るときが分かってきて、急に冷え込みが強くなったとき、特に最高気温が突然10℃以下になったときに出ている気がします。 体が急に冷えて、寒暖差アレルギーと称される病状なのかもしれないですが、こういう時にはすぐに小青竜湯を服用しています。
先日はストックがなかったので、休憩時間にドラッグストアに行き、満量処方と書かれていたのでこれを選びました。
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こういった急性の鼻炎の時には、3回服用するとピタッと止まります。 花粉症の時のように長引くことはありません。 10代の頃までは春になると花粉症に悩まされていましたが、今は春に鼻炎になることはほとんどなく。 少し鼻水が出だしたと思ったときには早めに小青竜湯を服用しています。
■小青竜湯
<傷寒論第41条> 傷寒(寒邪によって現れる病気)で、心下(心窩部、みぞおち)に水気があって、咳して少し呼吸が苦しく、発熱し、口渇ない者は小青竜湯の主治である。小青竜湯を服用して口渇するものは寒が去って治ろうとする状態である。
<方意> 風寒と水飲が同時に存在し、風寒によって水飲が誘発産生され、水飲が肺気の宣粛を阻滞しており、単に解表するだけで水飲を除かなければ肺気の宣発が阻滞されているために邪を外解できず、風寒を除かなければ水飲の産生が止まないので、両面を同時に解決する必要がある。
寒さから来る鼻水(水飲)には、小青竜湯が適していることが分かります。春の花粉症でも花粉によるアレルギーもありますが季節がら寒くなることによって引き起こされる場合もあると思います。 だから花粉症にも有効であると思います。温かくなってくると止まってくるのも頷けます。
麻黄・・・発汗解表、平喘、宣肺行水の効能をもち、本方の主薬 桂枝・・・麻黄の発汗解表を強めるとともに、温陽化気の効能により麻黄の行水滌飲を補助している。 芍薬・甘草・・・酸甘化陰によって営陰を保護し、麻黄、桂枝の辛酸の行き過ぎを防止する 生姜・・・肺痺の虚寒を温補するほか、麻黄、細辛とともに水道を宣通して水飲を除く 半夏・・・去痰降逆 細辛・・・散寒止咳 五味子・・・斂肺平喘
鼻水を伴う咳症状にも小青竜湯は有効であり、早めの服用をオススメします。