種々雑多な独り言

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モノやお金がなくても豊かに暮らせる【レビュー】

12月中に読んでいた本で、一度ブログにも書いたけれど消えてしまって。。
また改めて読み返していたら、大晦日に購入したものが届かず結局キャンセルしたのは正解だったなあと少し思えてきました。
ちょっと衝動的に買ってしまった感があったので、結果オーライで。

モノやお金がなくても豊かに暮らせる


「持たない」事が幸せにつながる!
Lifestyle of Health and Sustainability Lohas(ロハス)という言葉を最初に使ったのが著者のソローだということを初めて知りました。
1845年に森で2年2ヶ月もの間、自給自足を始めた。
こんな昔からモノを持たない生活を実践していて、150年後の今はモノがあふれていて、それが不幸せにつながっていることを予言しているかのようです。

<モノ>
・部屋の中には生きるのに最低限必要なモノだけがあればいい。
・タンスいっぱいの服なんて必要ない。服は、厚手のものが少しあればいい。
・モノはなるべく持たないようにする。
・他人と同じものをほしがるから貧しくなるのだ。
・他人と同じような家に住まなければと思い込み、本来なら無縁の貧乏暮らしを強いられている。
人は安定した豊かな生活を送るために、家を手に入れようとする。しかし、実際は家を持ったところで、経済的にも精神的にも貧しくなる。
・手にしているものは、本当に選んだものなのだろうか。選択の余地がないと思い込まされてそれは得たものではないのか。
・やたら自分を変えようとしたり、色々なモノから影響を受けようなんてしないことだ。それは命の無駄遣いに過ぎない。

昨年はミニマリストの方の本で部屋の中を見ていましたが、さすがにまだ自分の部屋はほど遠く。
必要最小限のモノで生活できるように今年も改めていかないといけません。
だから、年末の買い物はやってはいけないことだったんです。。

<金>
・今の生活を維持することだけを考えているなら、何も変えられない。
・紅茶もコーヒーも飲まなければ、それを買うために働く必要もない。
・心さえいつも高く持っていれば、お金がなくても失うものは何もない。余計な富で買えるのは余計なモノだけだ。魂が求めるものを買うのに、お金はいらない。
・金がなくても退屈することはない。

毎年年初には変わらなくてはいけないという気持ちがかなりあります。昨年は結構環境を変えてみましたが。
欲を持てば、それを買うためにお金が必要で、そのために働かなくてはならなくなります。欲求を抑えるかが鍵だと思います。

<暮らし>
・育てた食べたものだけを食べていれば、決して不幸にならない。それを少しだけ高価で売ろうとするから、自由がなくなる。
・なぜ引越をするとき、家具を持って行くのか。その家具は、自由を奪う罠なのに。
・その口に入れたものは、ほんものの食欲から食べたものなのか。偽りの欲から食べたものなのか。
・ほんとうに良い部屋はひとつの部屋に大きな家一件分の魅力が備わっている。

引越の前には別の本で捨てることを学んで、かなり捨てられました。家具もかなり減らせましたが、また追加しようと思うところがイケていないところです。

必要以上にモノを求めなければ、必要以上に働く必要はない。本当に必要なモノを手に入れるための労働は楽しいものである。ソローは、働けば働くほど貧乏になるという、社会の矛盾をいち早く見抜いていた賢人でもあった。

<仕事>
・稼ぐための仕事。その仕事をするためにまた金が必要となる。ならば、いっそのこと稼ぐのを止めたらどうか。
・みんなが家にいて、生きるのに最小限の仕事をしていれば、多くのものは不要だ。いらないものがあると、その不要なものに支配されていく。
・必要ないモノは、すべて捨てよ。そして決別せよ。たいして欲しくないものを買わされるために働く人生と。
・本当に知るべき重大ニュースは、めったにない。それなのに、人々は毎日ニュースを知りたがる。

<自然>
不要なものをそぎ落としていけば、野性的な力がみなぎってくる。
なるべく火を使わない。夏が残していった、11月の太陽のぬくもりで体をあたためることができる。健康はこんな温もりで養われる。

<生き方>
金もない。仕事もない。友もない。だから、すぐに旅に出られる。
危険を避けたければ、死んだように生きればいい。
真の友人は付き合いの上手さから生まれるのではなく、見えている同じ世界の深さから生まれる。
夢に自信を持ち行動するならば、孤独は孤独でなくなり、貧乏人は貧乏人でなくなるだろう

仕事以降の章は、前半の繰り返しになっているので、流し読みになりました。
ブログが消えたおかげで、また読み返す機会があり、年初には良かったかなと思いました。
今年の目標は、「質素倹約」です。