ビジネスパーソンにとって、必要なロジカルシンキングとは、日々の業務で直面する問題に対応できる論理力でなければならない。
本書は、論理的な思考法のみでなく、あらゆる疑問を持ち、合理性を検証していく方法としてのクリティカルシンキング(批判的なものの見方)も併せて「論理力」として解説しています。
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■ゴーン流改革に見るロジカルシンキング
ゴーン氏が行った改革における、ロジカルシンキングやコミュニケーションといったことからの教訓を考察。
・社内コミュニケーションの徹底による、問題意識の共有。
・合理性の追求
・異質なものや異見を排除せず、異質なもの同士の強みを生かして、相乗効果を目指す。
■ロジックの壁を突破する
ロジカルシンキングを身に付ける上でのマイナス要因
・合理的な見方をしない
・確固とした自分の意見を持てない
・他人の意見を聞き入れない
ロジックの壁を破る5つのヒント
・他人の立場に立って、客観的にものを見る。
・感情的にならない。
・問題を両面から複眼的に見る。
・結論を先に述べ、合理的な根拠で具体化する。
・異見の中に良い部分を見いだし活かしていく。
●三角ロジックを使った論理展開と発想法
■問題解決に活かすロジカルシンキング
・クリティカルなものの見方
●クリティカルシンキングを用いる重要なポイント
・徹底的な情報収集
・問題領域の設定
・問題の本質と周辺的要因の区別
・問題を事実、価値、政策の観点から分類する
・問題の直接的な原因とより根本的な原因を探っていく
・問題の原因を除去する解決策(プラン)を策定する。
・問題解決によるゴール(目標)やビジョンを明確にする。
・開かれた議論を通じて合理的に計画策定する。
・代替案(オプション)を提示・検証し合う。
・反対意見を封じ込めず、良い点は活かしていく
・職務分担を明確にする。
・情報共有と社内コミュニケーションを怠らない
・期限を設け、責任を明確にする。
■意思決定に活用するロジカルシンキング
・多角的な視点で、衆知を集める。
・客観的な根拠に基づいた決定をする。
・第三の道を探る。
■説得力を高めるロジカルシンキング
■日常で鍛えるロジカルシンキング
・何を知るために読むのか問題意識を持つ
・書かれている内容について仮説を立て、それを検証する
・使われている言葉の意味(定義)を考える。
・常に「なぜ?」を考える。
教科書のように分厚くなく、例示しながら解説し、基本的なキーワードは網羅されているように思いますので読みやすく、また理解しやすいと思います!
これを読んで、実際の場面でアウトプットしていければ、この本だけで充分です。