メンタルヘルスにおける栄養補給のeラーニングを受けたときに現代社会において鉄分の摂取量が昔に比べて減ってきているというのを聞いてから次にフライパンを変えるときには鉄フライパンにしようと思っていました。
ちょうど今日からAmazonのスマイルセールが開催されていて他に買うものがあったのでついでに鉄フライパンに買い替えることにしました。
今回購入したのは、22cmのものです。
今は20cmのものを使ってきましたが、だいぶザラザラしてきたので。
ついでに同じメーカーのフライパンの蓋も購入しておきました。
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鉄フライパンを使うメリット
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高温調理に強く、料理が美味しく仕上がる:
鉄は熱伝導性と蓄熱性に優れており、食材に均一かつ高温で火を通すことができます。これにより、炒め物はシャキッと、焼き物は外はカリッと中はジューシーに仕上がります。特にステーキや野菜炒めなど、高温で短時間で調理する料理に適しています。
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耐久性が高く、長持ちする:
鉄は非常に丈夫な素材なので、適切なお手入れをすれば何十年と使うことができます。「育てるフライパン」とも言われ、使い込むほど油がなじみ、焦げ付きにくく使いやすくなっていきます。フッ素樹脂加工のフライパンのように、コーティングの剥がれを心配する必要もありません。
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鉄分補給ができる:
調理中に微量の鉄分が食材に移るため、日々の食事で自然に鉄分を補給できると言われています。特に貧血気味の方や女性にとっては嬉しいポイントです。
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IHクッキングヒーターでも使える製品が多い:
最近ではIH対応の鉄フライパンも多く販売されています。ガス火だけでなく、IHでもその性能を活かした調理が可能です。
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環境に優しい:
長期間使用できるため、頻繁な買い替えが不要となり、ゴミの削減につながります。また、フッ素樹脂加工のフライパンのように、加熱しすぎによる有毒ガスの発生の心配もありません(ただし、空焚きのしすぎには注意が必要です)。
鉄フライパンを使うデメリット
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重い:
アルミニウム製などの他の素材のフライパンに比べて重量があります。そのため、フライパンを振って調理する際には力が必要になります。ただし、最近では軽量化された製品も出ています。
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お手入れに手間がかかる:
鉄は錆びやすい素材なので、使用後のお手入れが重要です。洗浄後は水分をしっかり拭き取り、油を薄く塗って保管するなどの手間が必要です。また、使い始めには「油ならし」という作業が必要になります。
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焦げ付きやすい(特に使い始め):
油がなじむまでは、食材が焦げ付きやすいことがあります。調理前にしっかりとフライパンを温め、油をよくなじませる「油返し」という作業を行うことで、焦げ付きをある程度防ぐことができます。
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錆びやすい:
水分が付着したまま放置したり、塩分や酸が付着した状態が続くと錆びてしまいます。料理を長時間入れたままにすることも避けるべきです。万が一錆びてしまっても、適切なお手入れで再生可能です。
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特定の食材との相性:
アクの強い食材(ごぼう、ほうれん草など)を調理すると、食材に含まれるタンニンと鉄が反応して黒っぽく変色することがあります。これは無害ですが、気になる場合は使用を避けた方が良いかもしれません。また、トマトソースなど酸味の強い料理を長時間煮込むと、料理の色が変わったり、金属臭が移ったりすることがあります。
まとめ
鉄フライパンは、料理を美味しく仕上げる力があり、長く愛用できる調理器具です。しかし、その性能を最大限に引き出すためには、適切なお手入れと使い方を理解することが不可欠です。手間をかけることを厭わず、道具を育てていく楽しさを感じられる方にとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
鉄分がメンタルヘルスに与える影響について
鉄分は、血液中のヘモグロビンの主要な構成成分として酸素を全身に運ぶ役割を担っているだけでなく、私たちのメンタルヘルス(精神的な健康)にも深く関わっています。鉄分が不足すると、身体的な不調だけでなく、精神面にも様々な影響が現れる可能性があります。
鉄分と脳機能・神経伝達物質の関係
鉄分は、脳機能の維持や神経伝達物質の合成に不可欠なミネラルです。神経伝達物質とは、脳内で情報を伝達する役割を担う化学物質で、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどが知られています。これらの物質は、私たちの気分や感情、意欲、集中力などをコントロールしています。
鉄分は、これらの神経伝達物質が作られる過程で、酵素の働きを助ける補酵素として機能します。そのため、鉄分が不足すると、神経伝達物質の合成がスムーズに行われなくなり、精神的なバランスが崩れやすくなる可能性があります。
鉄分不足が引き起こす可能性のあるメンタルヘルスの問題
鉄分不足は、以下のようなメンタルヘルスの問題と関連していることが指摘されています。
- うつ症状・抑うつ気分: 鉄分不足によりセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の働きが低下し、気分の落ち込み、無気力、興味や喜びの喪失といったうつ症状が現れやすくなる可能性があります。
- 不安感の増大: 鉄分不足は、不安感を調整する神経伝達物質のバランスを乱し、漠然とした不安や緊張感を感じやすくなることがあります。
- 疲労感・倦怠感: 鉄分不足による酸素運搬能力の低下は、身体的な疲労感だけでなく、精神的なエネルギー不足にもつながり、慢性的な疲労感や倦怠感を引き起こすことがあります。
- 集中力・記憶力の低下: 脳への酸素供給不足や神経伝達物質の機能低下により、集中力や記憶力といった認知機能にも影響が出ることがあります。
- イライラ・情緒不安定: 鉄分不足が自律神経の乱れを引き起こし、イライラしやすくなったり、感情の起伏が激しくなったりすることがあります。
- 睡眠障害: 鉄分不足が「むずむず脚症候群」を引き起こし、入眠困難や中途覚醒などの睡眠障害につながることがあります。
特に注意が必要な方
特に月経のある女性、妊婦・授乳婦、成長期の子ども、菜食主義者や偏食傾向のある方は、鉄分が不足しやすいため注意が必要です。
鉄分摂取とメンタルヘルス改善の可能性
鉄分不足が原因でメンタルヘルスの不調が現れている場合、食事やサプリメントなどで適切に鉄分を補給することで、症状の改善が期待できることがあります。実際に、鉄欠乏性貧血の患者さんに鉄剤を投与することで、うつ症状や疲労感が改善したという報告もあります。
注意点
ただし、メンタルヘルスの不調は様々な要因が複雑に絡み合って生じるため、鉄分不足だけが原因とは限りません。自己判断で鉄分のサプリメントを過剰に摂取すると、吐き気や便秘、鉄過剰症などの健康被害を引き起こす可能性もあります。
医師への相談の重要性
気分の落ち込みや不安感、原因不明の疲労感などが続く場合は、まず医師に相談し、血液検査などで鉄分の状態を含めた身体的な問題を評価してもらうことが大切です。医師の指導のもと、適切な対処を行うようにしましょう。
鉄分は私たちの心身の健康にとって非常に重要な栄養素です。バランスの取れた食事を心がけ、必要に応じて専門家のアドバイスを受けながら、適切な鉄分量を維持することが、健やかなメンタルヘルスを保つための一助となるでしょう。
鉄分は、私たちの身体機能だけでなく、精神的な健康、つまりメンタルヘルスにも深く関わっていることが近年の研究で明らかになってきています。
具体的に鉄分がメンタルヘルスに与える影響としては、主に以下の点が挙げられます。
1. 神経伝達物質の合成への関与:
- セロトニン:「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神の安定や気分の高揚に関わるセロトニンの合成には、鉄が補酵素として必要です。鉄が不足するとセロトニンの生成が滞り、気分の落ち込みや不安感、うつ症状などを引き起こす可能性があります。
- ドーパミン: 快感や意欲、学習などに関わるドーパミンの生成にも鉄が必要です。ドーパミンが不足すると、慢性的な疲労感、意欲低下、集中力の低下、不安感などが現れることがあります。
- ノルアドレナリン: 意欲や覚醒、集中力に関わるノルアドレナリンの合成にも鉄が関与しています。
これらの神経伝達物質は、私たちの感情や思考、行動をコントロールする上で非常に重要な役割を担っています。鉄分が不足すると、これらのバランスが崩れ、メンタルヘルスに様々な不調が現れると考えられています。
2. 酸素運搬と脳機能:
鉄は赤血球中のヘモグロビンの主要な構成成分であり、全身に酸素を運ぶ重要な役割を担っています。脳は特に多くの酸素を消費する器官であり、鉄不足によって脳への酸素供給が低下すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 集中力の低下
- 記憶力の低下
- 頭痛やめまい
- 倦怠感、疲労感
これらの身体的な不調が、精神的なストレスや気分の落ち込みにつながることもあります。
3. 鉄欠乏と関連する精神症状:
実際に、鉄欠乏性貧血の患者さんや、貧血と診断されなくても体内の貯蔵鉄(フェリチン)が低い「かくれ貧血」の方において、以下のような精神症状が報告されています。
- うつ症状(気分の落ち込み、興味・関心の喪失、意欲低下など)
- 不安障害
- パニック障害
- 注意欠陥・多動性障害(ADHD)様の症状
- 認知機能の低下
- 睡眠障害(不眠、過眠など)
- イライラ感、情緒不安定
特に女性は月経により定期的に鉄分を失うため、鉄欠乏に陥りやすく、これが産後うつや月経前症候群(PMS)の症状悪化の一因となる可能性も指摘されています。
注意点:
- メンタルヘルスの不調は、鉄分不足だけでなく、様々な要因が複雑に絡み合って生じます。自己判断で鉄分サプリメントを過剰に摂取することは避け、まずは医師や専門家に相談することが重要です。
- 鉄分の過剰摂取は、吐き気や便秘などの消化器症状や、肝臓への負担など、健康被害を引き起こす可能性もあります。
- 血液検査によって鉄分の状態(ヘモグロビン値、フェリチン値など)を正確に把握し、適切な対策をとることが大切です。
まとめ:
鉄分は、神経伝達物質の合成や脳機能の維持を通じて、私たちのメンタルヘルスに大きな影響を与えています。気分の落ち込みや意欲低下、集中力の低下などの不調を感じる場合は、鉄分不足の可能性も考慮し、バランスの取れた食事を心がけるとともに、必要に応じて医療機関を受診し、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
日本でも、特に若年女性や妊産婦の鉄不足が問題視されており、意識的な摂取が推奨されています。一方で、諸外国の基準と比較すると、日本の推奨量はやや低いという指摘もあります。
ここ数年夏の時期に貧血のような症状が出たり、季節替わりにめまい感がひどくなったりしていたので、これはここ何十年もの間鉄フライパンを使ってこず、鉄分摂取が少なくなっているためかなと思い始めました。
毎日のようにフライパンで炒め物はしているので、この夏の期間は少しでも体調体力を維持していけたらと思っています。
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