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駅中に「零売薬局」。JR東日本が出店を促す狙い【ニュース】

たまたま見た記事なんですが、とても素晴らしい試みだと思いました。

自分がアラブの石油王なら出資したいくらい。

 

news.goo.ne.jp

 

零売薬局は約1万5000種類ある医療用医薬品のうち、花粉症の薬や湿布など半数に当たる約7300種類を医師の処方箋なしで販売できる。保険適用外のため価格は自己負担だが、病院での診察が不要。病院代や診察の時間を削減できるとして、消費者などからも注目されている。

 

零売薬局って、一般の人にはなじみがないと思いますが、医療用医薬品の中でも要処方せん医薬品以外のものは、価格は全額自己負担になりますが薬局で購入することができます。

ただ、会社の規定で全くされていないところが多いのが現状です。

零売薬局のみで運営されているところもあるのですが、なかなか医師会や厚生局、OTC業界などからの反発が強く、継続運営もなかなか厳しいのが現状です。

 

今回の記事では、JR東日本という大きな会社の支援があるというところがかなり衝撃的なニュースです。

 

個人的な意見としては、もっと零売薬局が推進されていく世の中になっていって欲しいと望んでいます。

アメリカのように市販で購入できる薬などは病院に行かず、薬局で購入するというシステムになってきて欲しい。

 

今回関東圏での話なのは、恐らく需要があるからだと思っています。

大阪や京都では、結構夜遅くまでやっている医院さんが多いので、仕事終わりでも普通に病院に行けてしまうので、なかなか需要がなさそう。

今回の展開は駅構内に薬局を作って、通勤客をターゲットにしている。

在宅勤務などの影響もあるかもしれないけれど、オフィス街に作られている薬局もあります。

なかなか広告などが打てないから口コミで広がるしかないですが、通勤客が多いところだと目に止まってくれる数が多ければ、リピートもあり、成功するようにも思えます。

 

JR東日本は鉄道事業の不振を受け、駅を交通の拠点から「暮らしのプラットフォーム」への転換を推し進める。

 

こういう目的で始められるみたいですが、ピンチをチャンスに変える新しい試みは、やっている人は大変だけど、世の中が変わっていく仕組み作りになっていって欲しいと一薬剤師として興味を持っています。