昔から、コンビニで購入するお茶は決まって、伊藤園の「おーいお茶 濃い茶」にしていました。
同じお茶を飲むなら、濃い味の方が良いと思っていただけの理由でした。
学生のときの生薬学の授業で教授が緑茶に含まれるカテキンには抗菌作用があって、冬の風邪が流行る時期には「緑茶でうがいするのが良い」と言われていたので、なるべく濃いお茶を飲むようにしていました。
それはもう25年くらい前の話。
ふと10年くらい前に取ってあった記事を見返していると緑茶に含まれるカテキンによる体重増加をゆっくりにする作用と脂肪消費を促進する作用があることが述べられていました。
マウスを2つのグループに分けて、いずれも脂肪の高い食事を与えられ、一方のグループには緑茶に含まれるEGCG(エピガロカテキンガレート、カテキンの成分の一つ)も与えられました。
すると、EGCGを与えられたグループは、45%ゆっくりと体重が増えた。
その研究者によれば、EGCGは便に含まれる脂質を増やす作用があり、脂肪を体にあまり吸収させない作用がある。そして、EGCGには、脂肪吸収を抑制すると同時に、脂肪消費を促進する作用があると書かれていました。
この研究と同等の効果を得るためには、1日10杯ほどの緑茶を飲む必要があるそうですが、1日数杯でも体脂肪増加防止作用は、充分に望めるそうです。
ただし、EGCGには食欲を抑制する効果はないようなので、その点は注意が必要。
この記事が書かれていたのが、2011年のことです。
少し前にコンビニで購入したときに、おーいお茶濃い茶に「実は!体脂肪を減らす(機能性表示食品)」というラベルが付いていました。
それを見てからは、昼ご飯でコンビニのときには、このお茶しか買わなくなりました。
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家でも飲み続けておく方が良いと思って、ケース買いして夏場に飲んでいたこともあります。
明らかに、コロナ禍で外を出歩かなくなってお腹に脂肪が付いてきたように思ったので、少しまた飲み続けてみようかなと思うようになりました。
まだ寒い日が続くので、粉末タイプをお湯で溶かすことができる粉末タイプもあるみたいです。
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研究結果にも書いてありますが、脂肪の吸収を抑えるのと燃焼を助けてくれるだけなので、食べ過ぎないようにするのが一番です。
ただお茶に含まれるカテキンには、血圧上昇抑制作用、血中コレステロール調節作用、血糖値調節作用、抗酸化作用、老化抑制作用なども知られているので、緑茶を普段から飲むことは健康にも良いものだと昔から思っています。